運輸安全マネジメント

運輸安全マネジメントの取り組みについて
「輸送の安全性を確保すること」は、旅客運送事業の原点であり、責務でもあります。輸送の安全を確保するため、事業運営の自律的・継続的な実現と見直し改善を加え、取り組んでおります。

1. 輸送の安全に関する基本方針

『安全・正確・快適な安全輸送の実践と保持』
「安全」が最優先であることを全社員に意識付けし、社内の積極的な意思疎通と、 計画・実施・評価・改善(PDCA)を確実に実施する中で創意工夫により輸送の安全のレベルアップを図ります。

 

2.輸送の安全に関する目標・計画及びその達成状況・安全確保に関する措置

当社は、お客様に「輸送の安全」を確実に提供すべく、 下記の通り実施する目標・計画を定め、 その実現に向けて努力いたします。

事故防止の重点施策と目標

年間重点目標

≪笑顔で『お気をつけて』の声かけの徹底≫

≪追突事故の完全追放≫

≪交差点右左折時、一時停止の徹底≫

令和6年度 第2期事故防止  令和6年7月1日~9月30日(92日間)

スローガン 『確認・減速・報告は確実に実践しよう
重点目標 A.車内客の動向をしっかり確認する

B.後退時は一呼吸おいてから正確に

C.運転中のスピード管理を確実に

管理目標 ※貸切業務における運行管理等の確実な実施

※チャート紙によるスピードチェックの管理

※全従業員安全意識の共有

 

目標達成状況
令和6年度第2期(令和6年9月30日現在)の有責事故12件で前年比5件の増加となっております。原因別では、自車周囲の安全不確認が5件、後退時の安全不確認が4件、車内客動向確認不確認が3件となっております。

 

【令和6年度第3期の取組み】

事故防止の重点施策と目標

年間重点目標
≪笑顔で『お気をつけて』の声かけの徹底≫

≪追突事故の完全追放≫

≪交差点右左折時、一時停止の徹底≫

令和6年度 第3期事故防止  令和6年10月1日~12月31日(92日間)

スローガン 『怠りは事故・苦情のもと!慎重・ていねいに!』
重点目標 A.後退時は目視と歩く速度で慎重に

B.確認とマイク使用で車内事故防止

C.減速、止まれで事故未然防止

管理目標 ※適性診断、健康診断実施状況の共有

※輸送の安全に関する講習の実施

※各免許更新状況の共有

 

運動名 実施期間 運動の重点目標
春の全国交通安全運動 4/6~ 4/15 ・子どもと高齢者の安全確保

・スピードダウン

・居眠り運転防止

・飲酒運転の根絶

夏の交通安全運動 7/13~ 7/22 ・二輪車・自転車乗用中の交通事故防止

・安全意識の向上

・飲酒運転の根絶

・交差点の交通事故防止

秋の全国交通安全運動
飲酒運転防止週間
9/21 ~ 9/30 ・高齢者の交通事故防止・夕暮れ時と夜間の歩行中・自転車乗用中の交通事故防止

・シートベルトの全席着用

・飲酒運転の根絶

冬の交通安全運動 11/13 ~ 11/22 ・子供と高齢者の安全確保

・安全意識の向上

・凍結路面等のスリップ事故の防止

・スピードダウン

・飲酒運転の根絶

年末年始の輸送等に関する安全総点検 12/10 ~ 翌1/10 ・安全管理体制の確保・飲酒運転を防止するための体制整備

・気象情報収集、伝達体制の整備

・車両の日常点検整備、定期点検整備の実施

 

令和6年度具体的な取組み

  1. 既存の運行チャート、乗務日報、タコメーターの活用及びその後方管理
  2. ドライブレコーダーの導入及びその後方管理
  3. 安全関連対策費用
  4. 労使による事故防止対策会議の実施(年4回実施)
    (第1期) 令和6年 4月上旬
    (第2期) 令和6年 7月上旬
    (第3期) 令和6年 10月上旬
    (第4期) 令和7年 1月上旬
  5. 役員・管理者による各営業所の早朝点呼の実施・査察 (年4回実施)
  6. 運行管理者、運行管理補助者研修の実施 (年2回実施)
  7. 全営業所職場集会の実施 (月1回実施)
  8. 営業所内意見交換研修会 (月1回実施)
  9. 内部監査の実施と是正措置 (整備:月1回実施)
    (全般:年2回実施)
  10. 薬物検査の実施 (年1回実施、全社員対象)

上記、4~10については別紙輸送の安全に関する計画表の通り。

その他

構内事故防止に付いて
一、構内は徐行運転(時速8キロ以下)
一、走行順路は守る
一、一時停止ラインでは、必ず一時停止
一、構内(駐車場)では他者、歩行者、自転車などに注意し格納、出庫を行う
一、バックの時は人の歩く速度(時速4キロ)で進行、確認はミラーと目視の両方で
上記で挙げた事故防止のポイントを職場集会・個人指導により、完全周知を図り、 併せてワンコール運動の完全実施により、構内事故防止を図る。

3.自動車事故報告規則第2条(重大事故)の規定による事故件数

3.自動車事故報告規制第2条(重大事故)の規定による事故件数  0件

第2期事故件数
令和6年度第1期(令和6年9月30日現在)の有責事故は12件で前年比5件の増加となっており、原因別では、自車周囲の安全不確認が5件、後退時の安全不確認が4件、車内客動向確認不確認が3件なっております。

7月 8月 9月 合計
令和5年度 3 2 2 7
令和6年度 7 2 3 12
前年増減 4 0 1 5

4.初任運転者に対して行う安全運転の実技指導について

道南バスでは、初任運転者に対して行う、20時間の実技指導について、下記の通りに実施しております。

◎教育実施ルート
室蘭・札幌・函館運輸支局管内の主要幹線道路。
配属営業所における契約バス運行ルート、弊社乗合路線バスで運行する主要ルートなど。

◎教育時期
入社後およそ1カ月~2カ月

◎車種区分
大型貸切バス・中型貸切バス・大型路線バス・中型路線バス

◎指導の具体的内容
・道路交通法などに係る事項
・各機器や装置の基本操作
・事業区域における特徴(狭隘路、傾斜路)
・車内事故防止に関する安全確認事項
・交差点、右左折時での安全確認事項

◎指導員
・本社新人運転者技術指導係員・所属営業所所長・指導運転手(運転実務経験5年以上)が交互に添乗

6.安全管理規程

※ご参照下さい→【PDF】

7.安全統括管理者

常務取締役 木村 徹也